フリック入力のコツを知りたい! 上達する方法とおすすめのアプリも!

フリック入力のコツを知りたい! 上達する方法とおすすめのアプリも!

「フリック入力できるようになりたいので、上達するコツを知りたい」「フリック入力を練習できるアプリでよいものはないか」とお考えではないでしょうか。スムーズにフリック入力している人と見ると、自分もできるようになりたいと思いますよね。しかし、スマホでどんな設定をすべきか、どんな方法で練習すればよいのかなど、よく分からないことでしょう。

そこで今回は、フリック入力のコツについて詳しく解説します。

この記事を読むことで、フリック入力が上達するポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.フリック入力とは?

最初に、フリック入力とはどんなものか見ていきましょう。

1-1.スマホ時代ならではの入力方式

フリック入力は、スマホ時代ならではの入力方式で、iPhoneが2008年に採用したことで広く知られるようになりました。フリック入力は、物理キーボードがなくてもスムーズに入力できるよう考えられた方法です。画面に表示された文字キーを指で上下左右に払うことにより、文字を入力できます。

1-2.フリック入力を使用する人が半数以上

現在、フリック入力を使用する人は半数以上となり、従来のトグル方式(入力したい文字が出るまで文字キーをタップする方式)より上回っています。特に、若い世代ほどフリック入力をしている人が多いのが特徴です。若い世代は、パソコンやガラパゴス携帯電話に触れることなく、最初からスマホを手にすることが多いのも一つの理由でしょう。

2.フリック入力を使用するメリット

フリック入力を使用するメリットを具体的にご紹介しましょう。

2-1.入力スピードが速い

フリック入力の主なメリットは、入力スピードが速いことです。特に、長文を打つ際に大きな差を感じることでしょう。トグル方式と比較して、タップ数がグンと減ることから、効率よく入力できます。SNSやチャットアプリなどでやり取りする場合も、素早く返信できるので助かることでしょう。

2-2.誤タップが少ない

フリック入力に慣れると、誤タップが少なくなり入力時のストレスが大幅に減ります。フリック入力は、候補となる文字を見ながら上下左右に指をスライドする方式だからです。トグル方式では、タップの回数が足りなかったり多かったりするとまったく違った文字になり、訂正する必要があります。誤タップが多いとイライラするため、ますます誤タップしてしまいやすいのもいけません。

2-3.句読点やカッコが入力しやすい

句読点やカッコが入力しやすいのも、フリック入力のメリットです。フリック入力では、句読点やカッコが「わ」行に配置されています。したがって、「わ」のキーをフリックするだけで入力可能です。トグル方式と比べて非常にスピーディーであり、実際に多くの人がフリック入力に切り替えてよかったと評価しています。

2-4.同じ文字を連続して入力しやすい

フリック入力のメリットとして、同じ文字を連続して入力しやすい点も挙げられます。トグル方式では同じ文字を入力する際、1回入力したら矢印キーをタップしてカーソルを右へ移動させる必要があり、とても面倒です。しかし、フリック入力ならカーソルを移動させずに連続して入力できます。

3.フリック入力を使用するための設定

フリック入力をスムーズに使用するための設定を確認しておきましょう。

3-1.フリック入力のみに設定する

フリック入力をスムーズに使用するために、フリック入力のみ可能な状態にしておきましょう。具体的な設定方法は、以下を参考にしてください。

iPhoneの場合

  1. ホーム画面から「設定」アイコンをタップ
  2. 「一般」をタップした後、「キーボード」をタップ
  3. 下にスクロールして「フリックのみ」の部分を有効にする

Androidスマホの場合

  1. メール入力画面などでキーボードを表示させ、左下の「文字」キーを長押しする
  2. 「各種設定」をタップ後、「キー操作」をタップ
  3. 「フリック入力」をON、「トグル入力」をOFFにする

3-2.フリック入力の感度を調整する

フリック入力の感度を調整することで、より正確な入力ができるようになります。詳しい設定方法は、以下のとおりです。

iPhoneの場合

  1. ホーム画面から「設定」アイコンをタップ
  2. メニューから「一般」をタップした後、「アクセシビリティー」をタップ
  3. 画面下側の「3D Touchの感度」をタップ
  4. 「3D Touch」をオンにし、感度を「弱い・中・強い」からスライドボタンで変更
  5. 画面下部の「3D Touchの感度テスト」で感度を確認する
  6. 特に問題なければ「完了」をタップ

Androidスマホの場合

  1. ホーム画面から「設定」アイコンをタップ
  2. メニューから「言語と入力」をタップ
  3. 「Google日本語入力」をタップ
  4. 「フリック感度」をスライドさせて感度を調整する

4.フリック入力のコツを詳しく解説

フリック入力を上手に行うコツを詳しくご紹介します。

4-1.文字配列の法則を覚える

フリック入力をスムーズに行うには、文字配力の法則を覚えてしまうことが大切です。実際にやってみると分かりますが、上下左右それぞれに配置される母音に法則があることが分かるでしょう。たとえば、「あ」行なら左隣は「い」、上は「う」といったように、文字キー周辺にい・う・え・おと時計回りに並んでいます。そのほかの文字キーも同様なので、覚えてしまいましょう。

4-2.両方の親指を使う

フリック入力は、両方の親指を使うことでさらにスピードアップできます。右画面の左2列を左手・右3列を右手で入力するようにすれば、片方の親指だけ使うより移動量が少ない分、簡単かつ楽です。また、スマホを両方の手で持つことになるので、入力中に落下しにくくなるのもメリットでしょう。

4-3.手元を見ないで練習する

フリック入力を上達させるには、なるべく文字キーを見ずに練習すると効果的です。最初は、誤タップや誤フリックばかりになるでしょう。しかし、慣れてくるとスムーズに入力できるようになります。文字キーを見ずにフリック入力できるようになれば、入力スピードが格段に上がったことを実感できるはずです。

4-4.よく使う文字列を辞書登録しておく

よく使う文字列は、辞書登録しておくと便利です。あいさつ文や自分の名前などをよく使う文字列を辞書登録しておけば、文章入力がスピーディーかつ簡単にできます。辞書登録の具体的な方法は、以下を参考にしてください。

iPhoneの場合

  1. ホーム画面から、「設定」アイコンをタップ
  2. 「一般」をタップした後、「キーボード」をタップ
  3. 「ユーザ辞書」をタップ
  4. 画面右上に出てくる「+」をタップ
  5. 画面の「単語」欄と「よみ」欄に入力する
  6. 最後に画面右上の「保存」をタップして完了

Androidスマホの場合

  1. メール画面などで、文字入力画面を開く
  2. キーボード左下の「文字」キーを長押しする
  3. 「単語登録-日本語」をタップ
  4. 「読み」欄と「単語」欄に入力する
  5. 最後に「OK」をタップして完了

5.フリック入力の練習アプリを紹介

フリック入力をマスターするのにおすすめの練習アプリを3つご紹介します。

5-1.フリックラーニング

2019年にリリースされたフリックラーニングは、ユーザー評価で堂々1位を獲得した人気のフリック入力練習アプリです。フリーソフトながらも合計30の練習モードがあり、楽しみながら無理なく上達することができます。ネットランキングもあるので、上位を目指して励むことも可能です。パンダのキャラクターがかわいらしく、女性にも人気があります。

5-2.タイピングの神様

タイピングの神様では、和風美少女のアドバイスに沿って練習するうちに、フリック入力がスムーズにできるようになります。画面表示される言葉をすべて入力し終わった時間により、神々の称号を与えられる方式です。ランキングもあるので、一通り上達してからもやりがいがあります。フリーソフトとは思えない画像の美しさで、美少女キャラ好きの人にもおすすめです。

5-3.マイタイピング

マイタイピングは、タイピングソフトの中でも古い歴史を持っており、長年の愛用者が多くいます。あらゆる分野から50,000本以上の例題が登録されているため、飽きずに練習を続けることができるでしょう。上級者には長文も用意されており、自分の実力に合わせてスキルアップすることもできます。また、パソコンがあれば練習問題を自作することも可能です。

6.フリック入力のコツに関するよくある質問

最後に、フリック入力のコツに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.フリック入力の練習は毎日したほうがよい?
A.マスターするまでは、なるべく毎日練習するとよいでしょう。ただし、無理をし過ぎると目や指に負担がかかるので注意してください。

Q.手が小さい人はフリック入力が難しい?
A.スマホの画面が大きい場合は、入力しづらいことがあります。フリック入力のしやすさを重視するなら、画面が小さいスマホを選ぶことがおすすめです。

Q.フリック入力のデメリットは?
A.以下のようなデメリットがあります。

  • 親指が腱鞘(けんしょう)炎になりやすい
  • 片手で入力する場合、親指が届きにくいキーがある
  • 「ぎゃ」「じゃ」など入力が面倒な文字がある

フリック入力はメリットが多いものの、上記のようなデメリットがあることも理解しておくことが必要です。

Q.どんな方法を試してもフリック入力が上達しない場合はどうする?
A.フリック入力がやりづらいのなら、従来の入力方法に戻して構いません。ただし、上達スピードは人それぞれなので、あきらめずにコツコツ練習してみることをおすすめします。

Q.突然フリック入力ができなくなったのですが?
A.何らかの不具合が起きている可能性があるため、スマホを再起動してみてください。多くの場合は、再起動で直ります。OSに原因がある場合は、更新時に対応されることもあるでしょう。なお、再起動やOSの更新によっても改善しない場合は、修理もしくは買い替えを検討しましょう。

まとめ

今回は、フリック入力のコツについて詳しく解説しました。フリック入力をマスターすると、文字キーをタップする回数が減るので、文章の入力スピードが格段に速くなります。まずは、スマホの設定を最適化し、練習用アプリを利用してみるとよいでしょう。最初はうまくできなくても、コツをつかむとスムーズに入力できるようになります。ただし、練習のし過ぎは目や親指に大きな負担がかかるので、程々にしておきましょう。