プロジェクターの選び方は? おすすめのプロジェクターを紹介!
- 2020.11.02
- 周辺機器
「たくさんのプロジェクターがあって悩む……」「どんなポイントに注目して選べばいいのか分からない」など、プロジェクター選びで悩んでいる方は多いでしょう。適当に選んでしまうと、後悔することになります。どのようなシーンやどのようなときにプロジェクターを使うかによって、選び方も大きく変わるでしょう。
そこで、本記事では、プロジェクターの選び方について解説します。
この記事を読むことで、プロジェクターの選び方や使用する際の注意点などが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.プロジェクターにはどんな種類があるのか?
まずは、プロジェクターにどんな種類があるのかチェックしておきましょう。
1-1.家庭用プロジェクター
プロジェクターの主な種類は、家庭用プロジェクター・ビジネス用プロジェクター・モバイルプロジェクターの3種類があります、その中でも多く流用しているのが、家庭用プロジェクターです。家庭用プロジェクターは名前のとおり、家庭で使用するコンパクトサイズが宅さあります。最近はアマゾンプライムやHuluなどオンラインでの映像コンテンツが充実してきていることもあり、家庭用プロジェクターで映画やドラマを楽しむ家庭が増加中です。持ち運べるタイプのプロジェクターもあるので、旅行先や外出先でも気軽に使用できます。
1-2.ビジネス用プロジェクター
会議室や会社のオフィスなどで使われるのが、ビジネス用プロジェクターです。ビジネス用プロジェクターの大きな特徴は、明るさのあるモデルが多い点でしょう。会議中に部屋の電気をつけたままでも使用できるように、明るさのあるプロジェクターがたくさんあります。そのほかにも、スクリーンとプロジェクターを設置する場所の距離が短くても使える短焦点タイプや、バッテリーで駆動するモバイルタイプなど多種多様です。家庭用よりも高額なものが多くあります。
1-3.モバイルプロジェクター
家庭用やビジネス用にもありますが、モバイルプロジェクターは基本的に持ち運び専用タイプです。プロジェクターを外出先でも使いたいときに便利なサイズ感といえるでしょう。カバンに入れて気軽に持ち運ぶことができるので、ビジネスシーンはもちろんのこと、結婚式や同窓会・女子会などさまざまなシーンで活用できます。コンパクトサイズであるのはもちろん、ほとんどのモバイルプロジェクターが内蔵型で脱着式のバッテリーで起動するのが特徴です。
2.プロジェクターの選び方は?
それでは、プロジェクター選びのポイントを解説します。
2-1.プロジェクターの設置場所と設置方法
最初にチェックしておきたいのは、プロジェクターの設置場所と設置方法です。設置方法としては、据え置き型と天吊(づ)りモデルの2種類があります。据え置きはテーブルや台の上に設置するタイプなので賃貸住宅などに最適です。スペースは必要ですが、置くだけで簡単に使用できます。一方、点吊りモデルは天井に設置する方法で、スペースを取らない点がメリットです。ただし、設置用の金具を天井に取りつける必要があります。どこに設置するかによって設置方法を選択することになるでしょう。
2-2.部屋の広さと投影方法
プロジェクターを選ぶ際は、部屋の広さと投影方法も考慮しなければなりません。設置スペースに余裕があれば、通常の投影ができるホームプロジェクターがベストといえるでしょう。ホームプロジェクターはスクリーンから離れた場所に設置することになるため、大きな映像を投影でき、迫力のある映像を大画面で楽しむことができます。ワンルームや小さめの会議室など省スペースで使用するのであれば、短焦点プロジェクターがおすすめです。プロジェクターを選ぶ前に、設置する部屋の広さを確認しておきましょう。
2-3.どのシーンでプロジェクターを使うのか「目的」を明確にする
プロジェクターを使用する目的をハッキリさせることも、選び方においてとても大切なポイントとなります。どのようなシーンでプロジェクターを使うのか・何のために使用するのか、選ぶ前にハッキリとさせておきましょう。たとえば、プレゼンなど仕事用として使うのであればビジネス用プロジェクターが最適です。家族で映像を楽しみたいのなら家庭用プロジェクターの機能で十分でしょう。自分がどのようなシーンでプロジェクターを使うのか想像してみてください。
3.おすすめの家庭用・ビジネス用プロジェクター4選
ここでは、おすすめの家庭用・ビジネス用プロジェクターを併せて4選紹介します。
3-1.ELEPHASの小型プロジェクター W13
できるだけ費用を抑えたい方におすすめしたい家庭用プロジェクターです。コンパクトでコスパに優れているのはもちろんのこと、ノイズを軽減したり高い静音性を実現したりと機能性も充実しています。本体にはHDMI端子が搭載されているため、パソコンやゲーム機などさまざまな機器との接続も可能です。さらに、映像の明るさとコントラストのバランスが取れていることから、大画面で鮮やかな映像を楽しむことができます。
3-2.小型家庭用プロジェクターのフェリクロス PicoCube X
手のひらサイズの家庭用プロジェクターを探している方におすすめしたいのが、フェリクロスのPicoCube Xです。約5.5cm四方のコンパクトサイズであるのはもちろん、重さは約174kgと非常に軽いので持ち運びしやすいプロジェクターといえるでしょう。小さいからといって機能が劣っているわけでもありません。HDMI端子を搭載しているのでさまざまな機器と接続できますし、照明をつけたままでも鮮明な映像を映し出すことができます。さらに、最大2時間の連続投影ができるバッテリーを搭載しているのも大きなポイントです。
3-3.ビジネス用ならエプソン
ビジネス用のプロジェクターとして高い人気を誇っているのが、エプソンのプロジェクターです。長年シェア1位を獲得し続けている安心感と実績があります。エプソンのプロジェクターは画質がとてもいいことはもちろん、プレゼンや会議などビジネス用途として使いやすい機能を網羅しているのが特徴です。トータルバランスの優れたビジネス用プロジェクターを探している方は、エプソン製をチェックしてみてはいかがでしょうか。
3-4.LG ElectronicsのHF85LS
ビジネス用としてぴったりのプロジェクターです。超単焦点のプロジェクターとなっているため、人の影が映り込む心配がありません。また、Bluetooth接続に対応しているので、PCの映像をワイヤレスで再生できるほか、外部USBに保存したファイルをUSB端子に接続するだけで再生できるのも大きな魅力です。電源ケーブルだけで使用できる取りまわしの良さも大きな特徴といえるでしょう。
4.プロジェクターを使用する際の注意点
ここでは、プロジェクターを使用する際の注意点をいくつか紹介します。
4-1.接続ケーブルに要注意!
プロジェクターを使用する場合は、接続ケーブルに注意しておかなければなりません。一般的に、プロジェクターの接続方法はHDMIケーブルとなっています。映像も音声も両方出力できるようになっているので、HDMIケーブルがおすすめです。VGAケーブルと呼ばれるミニD-Sub 15pinは映像しか流せないようになっているため、注意しなければなりません。また、USBケーブルでパソコンと接続する場合は、ドライバーのインストールが必要になります。性能の低いパソコンだと映像がガタついてしまう恐れもあるので十分に注意してください。心配な方は、家電量販店のスタッフに話を聞いてから購入を検討するといいでしょう。
4-2.音や音質にも注目しよう
プロジェクターは映像のことばかり気にしてしまいがちですが、音や音質にも気をつかう必要があります。プロジェクター自体がスピーカーを内蔵しているタイプなら外部スピーカーがなくても音を流すことが可能です。けれども、内臓スピーカーはあくまで教室全体に届くくらいの音量となっています。音量をあげると音割れしやすくなるので注意が必要です。広い会議室などで使う場合は、外部スピーカーを別に用意しておいたほうがいいでしょう。内蔵スピーカーよりも外部スピーカーを使ったほうが、音量・音質とも格段に良くなります。
4-3.スクリーンの利用にも要注意!
プロジェクターを使用する場合、スクリーンの利用にも注意しておかなければなりません。基本的に、プロジェクターで投影する映像は、白くて平らな壁や模造紙・ホワイトボードでも映像を映し出すことができます。ただし、スクリーンを使うよりも画質は落ちてしまいがちです。部屋を暗くしたり映像を小さくしたりする場合もスクリーンを使用しなければ画質が悪くなる恐れがあります。高画質で映像を楽しみたい方は、スクリーンの利用がおすすめです。
5.プロジェクターに関してよくある質問
プロジェクターに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.プロジェクターを安く購入するコツは?
A.プロジェクターにどのような機能をつけたいのか・どのようなことを求めているのか明確にすることが大切です。最近のプロジェクターには最新式かつさまざまな機能が充実しているものが増えてきています。あれもこれもと機能を選んでしまっていては、予算内で抑えることができませんし、さらに結局必要なかった機能のタイプを選んでしまうことになるでしょう。また、新品よりも安いからと中古品に手を出す際も気をつけておかなければなりません。中古品は確かに安いですが、プロジェクターの寿命が近づいてきているものもあります。その点を理解した上で中古品を選ぶといいでしょう。
Q.家庭用とビジネス用の違いは?
A.家庭用は主に映画やゲームの映像コンテンツを大画面で鑑賞することを目的としています。そのため、高画質の映像を投影することが重視されているモデルが多いでしょう。ほかにも、持ち運びのしやすさを優先したり、動作音が静かであったりするタイプが多めです。一方、ビジネス用はプレゼンでの利用を想定されています。よって、文字やグラフなどがハッキリ見えるように明るさとコントラストが強化されているタイプが多めです。
Q.あったほうがいいプロジェクターの機能は?
A.Bluetoothで接続できるタイプや、スマホが接続できるプロジェクターが便利です。USBポートやWi-Fi機能を搭載しているタイプであれば、スマホだけでなくタブレットとの接続も簡単にできるでしょう。スマホで操作している画面をそのままスクリーンにミラーリングすることができます。つまり、動画や映画の鑑賞が気軽に楽しめるというわけです。特に、Wi-Fi機能が搭載されているタイプは、ケーブルが必要ないので離れた場所からでもプロジェクターに接続できます。
Q.「ルーメン」とは?
A.投影の明るさを示す単位のことです。ルーメン(lm)で表記されているケースが多く、数値が高いモデルであればあるほど、電気をつけたままでも映像を鮮明に映し出すことができます。家庭用プロジェクターはルーメンが1,000~2,000lmの製品が流通していますが、ビジネス用は3,000lm以上の製品が数多く存在しているのも大きな特徴です。電気をつけたまま使用したい方は、ルーメンが高いモデルを選ぶといいでしょう。
Q.どんなスクリーンを選べばいいのか?
A.スクリーンは使用用途から選ぶのがポイントです。たとえば、家族で映像を楽しみたいときはリビングホームシアター、専用室で楽しみたいなら専用室ホームシアターをおすすめします。会議やプレゼンで使用するなら、広さに合わせた大きさを選ぶといいでしょう。スクリーンにもさまざまな種類があるので、複数を比較しながら選んでください。
まとめ
プロジェクターの選び方は、使用用途や設置場所・設置方法、部屋の広さ、投影方法などさまざまな項目を考慮する必要があります。まずは、どのようなシーンかつどこでプロジェクターを使用するのか明確にしておきましょう。家庭で使うなら家庭用、会議やプレゼンで使うならビジネス用というように、使用用途によってプロジェクターの種類も大きく異なります。自分の目的に合ったプロジェクターを選んでくださいね。
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