おすすめのスマートロックが知りたい! 選び方や使用する際の注意点も

おすすめのスマートロックが知りたい! 選び方や使用する際の注意点も

スマホアプリを使って鍵の開閉ができるスマートロックは、最近注目されていることもありさまざまなタイプが登場しています。そのため、どの種類を選べばいいのか、どのような違いがあるのか悩んでいる方は多いでしょう。きちんとスマートロックの特徴や選び方・使い方を知っておかなければ、活用できなくなってしまいます。

そこで、本記事では、スマートロックの選び方で押さえておきたいポイントなどを解説しましょう。

この記事を読むことで、おすすめのスマートロックや使い方の注意点なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.スマートロックでできることは?

まずは、スマートロックでできることをチェックしておきましょう。

1-1.遠隔で鍵の開閉ができる

スマートロックの1番の特徴は、スマホアプリを通して遠隔で鍵の開閉ができることです。スマホに専用のアプリをダウンロードして、ドアの鍵に機器を取りつけておけば、賃貸のドアでもスマートロック化できます。最近では、家電や設備をスマホで操作できるスマートホーム化に注目が集まっているようです。玄関などの鍵をスマートロック化することで、鍵を持ち歩く必要がありませんし、鍵の状態が分からなくなる点から防犯対策にもつながります。

1-2.オートロック機能など便利な機能も

スマートロック化することで、さまざまな機能が活用できるのも大きなメリットです。たとえば、現在の多くのスマートロックにオートロック機能が備わっています。オートロック機能とは、一定時間経過すると自動でドアの施錠を行うことができる機能です。そのため、鍵を閉め忘れたとしても自動でロックしてくれるので安心できます。そのほか、AIアシスタントに対応しているモデル・ゲスト用の合い鍵機能を備えたモデルなどさまざまです。

2.スマートロックの選び方

ここでは、スマートロックの選び方で押さえておきたいポイントを紹介します。

2-1.設置方法を確認する

スマートロックには、大きく分けて工具なしで取りつけられるタイプと、既存の鍵と置き換えて使用するタイプの2種類があります。工具なしで取りつけるタイプは、既存の鍵をおおうようにしたり、粘着テープで貼りつけたりするなど比較的簡単な方法での設置が可能です。ドアに穴をあける必要がないため、賃貸でもスマートロック化ができるでしょう。一方、既存の鍵と置き換える方法は、簡単な取りつけ工事が必要となります。見た目がスッキリするので、ドアのデザインを崩したくない方におすすめです。

2-2.取りつけるドアに対応しているか

スマートロックを選ぶ際に必ずチェックしてほしいのが、取りつけるドアに対応しているかどうかです。たとえば、ドア枠からサムターン(ドアの室内側についている金具)までの間隔が狭い場合、スマートロック機器が取りつけられない可能性があります。購入してから気づくことのないように、あらかじめ製品の取りつけに必要なスペースを調べることが大切です。また、サムターンがドアノブと一体型になっているもの・つまみ部分のボタンを押してからまわす必要があるタイプなどは、取りつけられない可能性が高いといえるでしょう。

2-3.施錠と解錠の方法で選択する

施錠と解錠の方法をきちんとチェックすることも、スマートロックを選ぶ際の大切なポイントです。施錠と解錠方法には、主にハンズフリータイプ・スマホ操作タイプ・マルチデバイスタイプの3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • ハンズフリータイプ:スマートロックとBluetoothを接続したスマホを使うのが特徴。スマホを持った人から鍵から離れると施錠、鍵に近づくと解錠できる
  • スマホ操作タイプ:専用アプリをインストールしたスマホを操作して施錠・解錠を行う方法
  • マルチデバイスタイプ:スマホだけでなくカードキーやフィーチャーフォンなどのさまざまなデバイスで施錠・解錠を行う方法

2-4.機能で選ぶ

先述したように、スマートロックにはさまざまな機能が備わっています。オートロック機能はもちろんのこと、ぜひ注目してほしいのが、防犯・防災のための機能です。たとえば、火災時に備えて緊急解錠機能があれば、万が一のときでも逃げ遅れることはありません。慌ててしまってうまく鍵があけられないという状況を踏まえ、緊急解錠機能がついているものは室温を自動で感知し、一定以上の温度になると自動で鍵をあけてくれます。このように、さまざまな状況を踏まえた上でオートロックを選ぶことが大切です。

3.おすすめのスマートロック5選

ここでは、おすすめのスマートロックを5つ紹介します。

3-1.Qrio Lock

loT家電といったスマートホームに興味がある方や実際にスマートホーム化している方に愛用されているのが、QrioのLockです。スマートホームの定番といっても過言ではありません。スマートフォンで鍵をあけることができるようになるのはもちろん、閉めるときもオートロックなので自動的に鍵が閉まります。合い鍵機能がついているため、スマートフォンを持ち歩いている子どもに鍵を持たせる必要がありません。ソニーが開発していることもあって安心感があり、デザインも近未来的でカッコいいと評判です。

3-2.キャンディハウス SESAME mini

さまざまな解錠方法に対応している多機能なスマートロックとして人気があります。アプリを起動しなくても連携したスマホをノックするだけで解錠ができるほか、スマホやスマートスピーカーからの音声解除も可能です。また、キーシェア機能にも対応しており、自宅に訪問してほしいゲストにアプリ上から期間限定の鍵をシェアすることができます。サムターン上に両面シールで貼りつけるだけなので、簡単に取りつけられるでしょう。

3-3.ダナロック V3 Homekit

自宅の家電設備をApple Homekitで連携している方におすすめしたいスマートロックが、このダナロックのV3 Homekitです。Apple Homekitと連携設定を済ませるだけで、iPhone・Apple TV・iPadといったアップル製品から遠隔で鍵の開閉操作を行うことができます。Siriを使用した音声操作も可能なので、ハンズフリーでも手軽に施錠確認ができるでしょう。また、テレビ・エアコン・照明などと一緒に「おでかけモード」として登録すれば、外出時に鍵の施錠も含めて一括で操作を行うことができます。

3-4.SUMSUNG SMART

サムスン製のスマートロックとして人気があるのが、SMARTです。スマホとの連携ではなく、小型のスマートキーを使って施錠を行うことになります。スマートキーは全部で6つ付属しているため、家族や友人とシェアしやすいのがうれしいポイントです。また、テンキーがついているため、万が一鍵を忘れて外出してしまった場合でも、心配の必要はありません。防犯対策を徹底させたい方にとっても、ぴったりのスマートロックといえるでしょう。

3-5.Qrio Smart Lock

最初に紹介したQrio Lockよりも安い値段で購入したいという方におすすめのスマートロックです。アプリで施錠ができるのはもちろん、Qrio Hubとの組み合わせによって遠隔操作もできます。また、「手ぶらで施錠機能」を設定することで、一定の距離まで近づいただけで自動でロックの解除が可能です。FacebookやLINEなどSNSのメッセージ機能を使えば、鍵を簡単に共有することもできる多機能型タイプとなります。

4.スマートロックの使い方と使用時の注意点

それでは、スマートロックの使い方と使用時の注意点をチェックしておきましょう。

4-1.スマートロックの設置・設定方法

スマートロックの設定方法や使い方は種類によって異なるため、取扱説明書を事前に確認することをおすすめします。ここでは、粘着テープを使った簡単な設置方法と流れを解説しましょう。

  1. スマートロックの上部にある絶縁シートを引っ張り抜く
  2. 取りつける前にアルコールなどでドアの表面をきれいにする
  3. 粘着テープを剝がす前に、取りつけ位置に合わせて手動でまわせるか確認する
  4. 内側にある縁(ふち)の調節つまみを鍵の形に合わせて、高さを変える
  5. つまみの位置が鍵と同じ方向になっているか確認する
  6. 最後に粘着テープを剝がして取りつけて完了

取りつけが完了したら、スマホに専用アプリをダウンロードしたり、設定画面を開いてBluetoothでつないだりします。具体的な設定方法は取扱説明書に記載されているので確認してください。

4-2.電池切れに要注意!

スマホと連携するタイプのスマートロックを使用する場合、注意しなければならないことがあります。それは、スマートロック製品本体と鍵となるスマホの電池切れです。ほとんどのスマートロック製品は、メイン電池と予備電池が備わっているため、メイン電池がなくなると予備の電池に切り替わり、電池切れのアラームがアプリに届きます。このタイミングで電池を交換すればいいのですが、そのまま忘れてしまって電池が切れてしまうとスマートロック本体は動かなくなるので注意してください。また、スマホ本体の電池が切れてしまうと鍵として使えなくなるため、スマホの電池切れにも注意が必要です。

4-3.盲点になりやすいマンションのオートロック

賃貸のマンションでオートロック機能がついている場合、意外な落とし穴があります。玄関のドアにスマートロックを取りつけたとしても、マンションのオートロックをあけるためには鍵が必要になるからです。せっかくスマートロックを取りつけたのに、エントランスでは結局鍵を取り出さなければならない……ということになっています。マンションにオートロックがついている場合は、その点を踏まえた上でスマートロックを取りつけましょう。

5.スマートロックに関してよくある質問

スマートロックに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.ビジネス利用で最適なスマートロックは?
A.Remote LOCKがおすすめです。設置工事が必要なタイプなので、簡単に取り外すことができません。だからこそ、民泊や施設・オフィスなどでも安心して使うことができます。また、アプリ不要のテンキー式となっているため、スマホも必要ありません。テンキーの番号や鍵の秋締めなどは、クラウドを使って遠隔操作と確認ができます。

Q.スマートロック本体やスマホの電池が切れたときの対処法は?
A.スマートロック本体の電池が切れてしまった場合、物理的な鍵であけるしかありません。スマートロック本体が動かなくなってしまうため、鍵も持っていない場合はこじあける羽目になるでしょう。スマートロックの鍵となるスマホの充電がなくなった場合は、コンセントつきのカフェに入って充電したり、コンビニで充電器を購入したりしてください。

Q.スマートロックを使用する前にスマホで設定すべきことは?
A.GPS設定を省電力モードまたは機器のみにしている場合は、高精度モードに設定してください。GPS詳細設定にWi-Fiのスキャン・Bluetoothのスキャン項目がある場合は、どちらもオンにしておきましょう。また、スマホの省電力機能はオフにしてください。節約機能がオンになっている場合、GPS機能がオフになったり、GPSの精度が落ちてしまったりする恐れがあるからです。

Q.Bluetoothでつなぐ際の注意点は?
A.ワイヤレスイヤホンなどBluetoothを使用した機器を近くで使っていると、スマートロックが作動しなくなる恐れがあります。「うまくドアが開かない……!」というトラブルになるときは、ほかのBluetooth機器が作動し、邪魔をしているかもしれません。家の近くについたらBluetooth機器の電源をオフにすることをおすすめします。

Q.スマートロックはレンタルできるのか?
A.レンタルとして貸し出しているメーカーもあります。購入すべきか検討していたり、きちんと作動するか不安だったりする方は、レンタルでドアの施錠・解錠を試してみるといいでしょう。家電レンタルサイトの中には、14日間だけレンタルできるところもあります。気に入ったらそのまま購入するのも可能なので、気軽に利用できるでしょう。

まとめ

スマートロックは、スマホなどで簡単に鍵の施錠・解錠ができる機器のことです。スマホを操作するだけで離れたところから施錠・解錠ができるほか、ちゃんと閉まっているか確認することもできます。たくさんの種類が出てきているので、取りつけるドアに対応しているか・どんな機能があるのか・どのような方法で設置するのかなどチェックしておきましょう。そして、ぴったりなスマートロックを選んでくださいね。