スマートスピーカーのおすすめは? 選び方のポイントを押さえよう!

スマートスピーカーのおすすめは? 選び方のポイントを押さえよう!

AI技術が注目されている昨今、スマートスピーカーの需要が高まりつつあります。まさに今、スマートスピーカーの購入を検討しているのではないでしょうか。GoogleやAmazonといった大企業からさまざまな種類が発売されているため、どのスマートスピーカーにすべきか悩んでいるはずです。

そこで、本記事では、スマートスピーカーの選び方について解説します。

この記事を読むことで、スマートスピーカー選びのポイントや使用時の注意点などが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.スマートスピーカーとは?

まずは、スマートスピーカーがどんなものなのか、どんなことができるのか基本情報をチェックしておきましょう。

1-1.音声認識が可能な人工知能搭載のスピーカー

スマートスピーカーとは、音声を認識することができる人工知能搭載のスピーカーです。スマートスピーカーに向かって話しかけるだけで、音楽鑑賞や天気・ニュースの確認、商品の注文などを行うことができます。たとえば、iPhoneには「Siri」という機能がついていると思いますが、音声でのさまざまな案内がそのまま可能になったスピーカーが、スマートスピーカーになるのです。代表的なスマートスピーカーとしては、AlexaやGoogle Homeなどがあります。

1-2.対話形式での音声アシスタントなどが可能に

スマートスピーカーでできることはたくさんあります。主な使い方としては、対話形式での音声アシスタントです。音声アシスタント機能は、ほとんどのスマートスピーカーについており、インターネットで検索したり、家電を操作したり、スケジュール管理を行ったりすることができます。たとえば、「今日の天気は?」「今日のニュースは何」と質問すると、音声で解凍してくれるのです。そのほか、音声を再生したり、ニュースや記事を読み上げたりするなど、さまざまな便利機能が備わっています。

2.スマートスピーカーの選び方

それでは、スマートスピーカーの選び方について解説します。

2-1.ライフスタイルに合った搭載AI

スマートスピーカーを選ぶ際は、ライフスタイルに合わせた搭載AIか確認することが大切です。普段、スマホやパソコンなどで使っているサービスアプリと連携できるタイプを選びましょう。たとえば、代表的なスマートスピーカーであるGoogle Assistantは、Google検索やGoogleカレンダーなどとの連携が可能です。よくGoogleでスケジュールを管理している方にはぴったりのAIとなります。Amazonでよく注文することが多い方は、Alexaがおすすめです。Kindleの朗読やAmazonでの注文がスマートスピーカーでできるでしょう。このように、ライフスタイルでよく使うサービスに合わせたAIを選ぶことが大切です。

2-2.ストリーミングサービスで選ぶ

スマートスピーカーで音楽を楽しむ場合は、対応するストリーミングサービスをチェックすることが大切です。Google Assistantは「Google Play Mysic」、LINE Clovaは「LINE Music」といったように、アシスタントの種類によって対応するストリーミングサービスが異なります。今、自分が使っているストリーミングサービスに合わせたスマートスピーカーかどうか、購入前に確認しておかなければなりません。また、ストリーミングサービスによって曲数が異なるのも注意が必要です。

2-3.そのほかチェックしておきたい基本機能

ストリーミングサービスのほか、音声認識機能の高さやアプリの豊富さなど、スマートスピーカーの基本機能もチェックしておきたいポイントです。普段、自分がどのようなアプリを利用するのか把握することで、ぴったりな機能が備わったスマートスピーカーが選べるでしょう。また、スマートスピーカーは音声で操作を行うことになるため、音声認識が高いモデルほどスムーズな利用が可能です。最近では、周囲が騒がしくても声を正確に聞き取り、返答や作業を行うことができるタイプも登場しています。

3.おすすめのスマートスピーカー5選

ここでは、おすすめのスマートスピーカーを5つ紹介します。

3-1.Googleの「Nest Mini スマートスピーカー」GA00638-JP

Googleから発売されているスマートスピーカーで、「OK,Google」と話しかけるだけで今日の天気やニュースなどさまざまなことを気軽に調べることができます。Googleでスケジュール管理などを行っている方なら、毎朝今日の予定を音声で説明してくれるでしょう。また、SpotifyやYouTube Musicといった音楽再生が行えるのも大きな魅力です。直径98mm×高さ42mmとコンパクトサイズでありながらも、迫力のあるサウンドを楽しむことができます。

3-2.Appleの「HomePod」MQHW2J/A

Siriを使うことができるApple社のスマートスピーカーです。パワフルでレンジの広い重低音が楽しめるほか、音楽が再生されているときやが離れた場所からでも「Hey,Siri」と話しかけることで反応してくれます。Apple社のスマホなどを使っている方にとっては、最適なスマートスピーカーといえるでしょう。7つのホーンツイーターアレイも搭載されているため、オーディオテクノロジーを味わうことができます。

3-3.LINEの「Clova Frieds BROWN」NLS100JP

LINEのキャラクターをモチーフにしたデザインがとてもかわいいスマートスピーカーです。見た目のかわいさから、スマートスピーカーとしてではなくインテリアとしても楽しむことができます。主に、子どもがいる家庭や女性に人気のあるタイプといえるでしょう。コンパクトなサイズにもかかわらず、バッテリーを内蔵しているので持ち運びが可能です。「電話をかけて」と話しかけるだけでLINE電話を行うことができます。

3-4.オシャレなデザインの「Amazon Echo」

よくAmazonを利用している方におすすめしたいスマートスピーカーが、Amazon Echoです。スタイリッシュなデザインが高評価されているだけでなく、高音域から低音域まで幅広くカバーできているのも魅力的要素となります。音楽配信サービスが楽しめるほか、360度対応の高性能スピーカーが搭載されているため、離れた場所にいても瞬時に音声を対応してくれるでしょう。AIアシスタント機能は音声認識能力も非常に高めです。

3-5.音声認識機能が優れている「Google Home」

代表的なスマートスピーカーといえるのが、Googleから発売されている「Google Home」です。ほかのスマートスピーカーよりも音声認識機能がずば抜けており、声をAIアシスタントがきちんと認識しては聞き分けてくれます。そのため、対話が非常にスムーズで、最大6人の声の登録が可能です。Googleサービスを共有できるところも、大きな魅力といえるでしょう。専用アプリを使用すれば、ユーザーが自由に拡張機能が追加できるカスタマイズ機能も搭載されています。

4.スマートスピーカーを使用する際の注意点

ここでは、スマートスピーカーを使用する際の注意点をいくつか紹介します。

4-1.Wi-Fi環境の整備が必要

スマートスピーカーを活用するためには、Wi-Fi環境の整備が必要です。そのため、Wi-Fi環境が整っていない方は、スマートスピーカーを選ぶ前に環境を整えてください。無線LANルーターとセットになっているプランもあるため、事前にチェックしてみるといいでしょう。また、Wi-Fi環境のほか、アプリを連携するタブレットやスマホも必要不可欠となります。自分が日ごろからどのようなアプリを使っているのか確認してから、スマートスピーカーを選ぶことが重要といえるでしょう。

4-2.セキュリティー対策を入念に

スマートスピーカーを使用する際は、セキュリティー対策を入念に行っておかなければなりません。通常の機能に注目して選びがちですが、セキュリティーについてもしっかりと確認したり比較したりして選ぶ必要があります。特に、注意しておきたいのは、ファームウェアのアップデート頻度や自動更新機能の有無です。プライバシー保護に関しては、メーカーが収集する情報の種類や使用目的・個人情報の取り扱い方針についてもチェックしておかなければなりません。

4-3.設置場所に注意しよう

スマートスピーカーを使用する際は、設置場所にも配慮しておかなければなりません。特に、家のリビングに設置する場合、スマートスピーカーをテレビの近くに配置してしまうと、テレビの音声をAIアシスタントが認識してしまい誤作動を起こす恐れがあります。テレビをつけるたびにスマートスピーカーが誤作動を起こしていては、上手に活用できるわけがありません。音声認識機能が高いかチェックするのはもちろん、テレビの近くなど音声を発するものの近くに置かないように心がけましょう。

5.スマートスピーカーに関してよくある質問

スマートスピーカーに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.主な種類は?
A.プラットホームの違いで、Amazon、Google、LINEの3種類に分けることができます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • Amazon:世界最大級の通販サイトを運営するWebサービス企業。どこにでも置きやすいコンパクトサイズのものから大型タッチスクリーン搭載のものまで、幅広いラインナップがそろっている
  • Google:アメリカに本拠地を置くテクノロジー企業。さまざまなWeb向けのサービスを提供しているほか、音声認識性能の高さが大きな特徴となる
  • LINE:インターネット電話やテキストチャットのサービス提供で有名。テキストメッセージの送受信に対応したモデルを展開している

Q.なぜセキュリティー対策が必要なのか?
A.誤作動によって、スマートスピーカーと連携しているアプリから個人情報が漏(も)れる恐れがあるからです。アメリカでは、スマートスピーカーの利用による情報流出が懸念材料として注目されています。たとえば、家庭内で夫婦が交わした会話を記録したスマートスピーカーが、そのまま友人に送信されてしまったり、AIアシスタントとユーザーの会話をメーカー従業員が聞ける状態になったりするなどです。これらの誤作動を防ぐためにも、セキュリティー対策が必要となります。

Q.セキュリティー対策でできることは?
A.定期的にファームウェアを確認し、常に最新状態にすることです。ファームウェアを常に最新の状態にしておくことで、最新のセキュリティー対策を整えられます。また、使わない機能があれば、その機能をオフにしておきましょう。また、セキュリティーの高いWi-Fi環境を整えることも大切な対策の1つです。

Q.スマートスピーカーはいくらぐらいするのか?
A.メーカーや機能などによって異なりますが、約5,000~2万円が相場といえるでしょう。最新技術や機能がついているほど高額になるため、予算と相談しながら決めてください。分からないことがあれば、販売店のスタッフに相談しながら決めるのも選択肢の1つです。

Q.スマートリモコンとは?
A.スマートスピーカーの中には、Wi-FiやBluetoothなどで通信を行うことができるスマートリモコンがセットになっているものがあります。スマートリモコンを使うことで、家庭にある赤外線で稼働する電化製品が操作できるのです。スマートスピーカーとスマートリモコンを連動させれば、家電が使いやすくなるでしょう。

まとめ

AIアシスタントによる音声操作で大活躍するスマートスピーカーは、近年、さまざまな機能が備わったモデルが登場しています。どの種類を選べばいいのか分からなくなったときは、搭載しているAIや基本的な機能に注目するといいでしょう。スマートスピーカーで何をしたいのか・どういうときに使いたいのか、目的がハッキリと明確にすることで、ぴったりなスマートスピーカーを選ぶことができます。1人で決められない際は、家電量販店の売り場にいる店員に相談するといいかもしれません。