スマホの雑菌を除去したい! 付着する原因や除去するポイント・アイテムを紹介

スマホの雑菌を除去したい! 付着する原因や除去するポイント・アイテムを紹介

手には、たくさんの雑菌がついています。その雑菌がついたままスマホに触れると、どうなるでしょうか。もちろん、雑菌が移り、スマホを触るたびに手が雑菌まみれになってしまうことになります。では、どうすればスマホの雑菌を取り除くことができるのか?

本記事では、スマホについた雑菌を除去するポイントなどを解説しましょう。

この記事を読むことで、スマホの雑菌が付着する理由などが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.スマホはどのくらい汚れているのか?

まずは、スマホがどのくらい汚れているのかチェックしておきましょう。

1-1.スマホの画面は便座の10倍汚い!?

イギリスの保険会社によると、スマホの画面は便座の10倍汚いという調査報告が出ました。便器の便座はいろいろな人のおしりが触れる場所なので、雑菌がつきやすい傾向があります。トイレを使うたびに尿が飛び散ったり汚物が残ったりしてしまうでしょう。そんな便器の便座よりも、スマホ画面のほうが汚いというわけです。便座よりも汚いスマホ画面を触ったりタッチしたりするたびに、その汚れが手についてしまいます。

1-2.17,000個もの雑菌がついている

いつも触っているスマホを見てみると、そこまで汚く感じないと思います。けれども、目に見えない雑菌が約17,000個もついているといわれているのです。実際に、サウジアラビアの大学が学生のスマホを調査した結果、スマホに付着している雑菌の多くが常在菌であることが分かりました。常在菌は私たちが日常生活の中で触れるテーブルやイスなどについている無害な菌です。しかし、雑菌の中には人に有害なインフルエンザ菌やノロウイルスなどの菌がついていることもあります。

2.スマホに雑菌が付着する理由は?

ここでは、スマホに雑菌が付着する理由を解説します。

2-1.さまざまな場所に持ち運ぶから

スマホは常に持ち歩くものなので、さまざまな場所に持ち運ぶことになるでしょう。たとえば、あなたはスマホを片手に用を足したり、トイレに持ち込んだりしていませんか? 女性トイレでも列に並んでいる間に、トイレ内でスマホを扱うことがあるはずです。公衆トイレはさまざまな人が使う場所だからこそ、いろいろな菌が潜んでいます。化粧室にスマホを置いてもそこから菌が付着する可能性もあるので注意が必要です。

2-2.電車やバス内での飛沫がつくことも

電車やバスで通勤・通学しているときに、スマホが雑菌まみれになってしまうこともあります。たとえば、満員電車の中、目の前にいる人が咳やくしゃみをしたらその時点でアウトです。たとえ、手で押さえていたとしても、そのままその手でつり革をつかんだ人が触った後のつり革を持つとします。その後にスマホを触ってしまうと、他人の飛沫がスマホに付着するというわけです。最近は、新型コロナウイルスの懸念もあるため、通勤中のケアだけでなくスマホもきれいに除菌しておかなければなりません。

2-3.雑菌がついている手との接触

スマホに雑菌がつく主な理由は、雑菌がたくさんついている手との接触でしょう。人間の手にはさまざまな雑菌がついていますが、そのことをつい忘れてしまいがちです。部屋のドアノブ・駅やショッピングセンターの手すりなどを触れた手でスマホを触ると雑菌がついてしまいます。また、仕事中でも会社のパソコンやキーボード・社用電話・ミーティングルームの机などさまざまな場所に触れるでしょう。共有で使うものを数多く触るからこそ、スマホを扱うたびにそこからついた雑菌で汚れてしまいます。

2-4.スマホを地面や床に落とす

スマホを誤って地面や床に落とすのも、雑菌がつく理由の1つです。屋外に限らず屋内においても当てはまります。屋内だから安心という考えは捨てましょう。電車やオフィスの中でも、多数の人が行き来する場所の床にはたくさんの雑菌で汚れています。花王株式会社が家庭のホコリについて調査した結果、ホコリ1gの中には約10万個の菌と約6万個のカビが存在していました。このような場所にスマホを落としてしまうと、スマホやスマホケースに菌が移るのは当たり前です。

3.スマホの雑菌を除去する方法は?

では、スマホの雑菌はどのように除去すればいいのでしょうか。

3-1.スマホクリーナーで拭く

1番簡単な方法としては、スマホクリーナーでスマホやスマホ画面を拭くことです。最近では、100均ショップでもスマホ専用のクリーナーが購入できます。スマホクリーナーでサッと拭くだけでもスマホに付着した雑菌は減るといわれているのでおすすめです。スマホ専用クリーナーなら傷つける心配もなく、費用も安く抑えることができるでしょう。後ほど、【4.スマホの雑菌を除去できるアイテムを紹介】でも紹介するのでぜひチェックしてください。

3-2.除菌ボックスに入れる

スマホクリーナーよりも徹底的にスマホを除菌したい方は、除菌ボックスを使った方法がおすすめです。スマホを除菌ボックスに入れるだけで、スマホクリーナーでは落ちない雑菌も落とすことができるでしょう。扉を開けてスマホを入れ、再び扉を閉じたらスイッチをオンにするだけでOKです。簡単に使うことができるため、注目されている除菌方法でもあります。ネット通販サイトでもさまざまな除菌ボックスが販売されているのでチェックしてみるといいでしょう。

3-3.薄めたアルコール液を使う

さまざまな雑菌を除菌するには、アルコール除菌が効果的だといわれています。アルコール除菌はトイレで付着しやすい大腸菌や新型コロナウイルスなどにも有効です。シートタイプのアルコール除菌もありますが、アルコール液を使うのも方法の1つとなります。消毒用アルコールと水を1:1の割合でスプレーボトルに入れて希釈した後、スマホ専用のクロスに軽く湿らせてスマホを拭くだけでOKです。この際、スマホ画面に直接スプレーをしてはいけません。また、開口部から水が入らないように気をつけてください。

3-4.除菌ティッシュは使わないほうがいい?

持ち歩いている除菌ティッシュを使ってスマホを拭く方がいますが、なるべく使わないほうがいいでしょう。除菌ティッシュはスマホ画面を傷つける恐れがあるからです。特に、菌を拭き取ろうとゴシゴシこすったり、力を入れすぎたりするとスマホをさらに傷つけてしまう恐れがあります。除菌ティッシュのような製品にはスマホの画面自体に害を及ぼす化学物質が含まれているのも理由の1つです。除菌ティッシュではなく、スマホ専用のクリーナーや布・除菌シートを使いましょう。

4.スマホの雑菌を除去できるアイテムを紹介

ここでは、スマホについた雑菌を除去できるアイテムを紹介します。

4-1.液晶用ウェットクリーニングティッシュ

毎日できるスマホの簡単掃除グッズとしておすすめしたいのが、液晶用ウェットクリーニングティッシュです。超極細分割繊維をメッシュ状に加工した布を使っているため、力を入れなくてもしっかりと汚れを落とすことができます。「ウェットティッシュを使うと画面に水気が残ってしまう」と不安になっている方でも、水滴を作りにくい液剤を使っているので安心です。もちろん、拭き跡が残りにくくなるのもうれしいポイントといえるでしょう。さらに、スマホ画面を拭きあげた後は帯電防止効果でホコリがつきにくくなります。

4-2.超速乾クリーニングリキッド

スマホやタブレット画面専用の超速乾クリーニングリキッドもおすすめのアイテムです。リキッドの成分はアルコール成分でできているため、きれいにするだけでなく除菌効果も期待できます。速乾性にも優れているので水気を気にする必要もありません。また、超速乾クリーニングリキッドを使用する際は、マルチクリーニングクロスも合わせて使うといいでしょう。マルチクリーニングクロスは細かい繊維でできているため、指紋・油膜などの汚れも拭き取ることができます。

4-3.無水エタノール

スマホなどの電化製品は水に弱い傾向があるため、精密機器にも使える無水エタノールが重宝します。無水エタノールは電化製品や精密機器などの掃除に使えるだけでなく、皮脂などの油汚れもきれいにできるアイテムです。スマホのジャックにも汚れがたまっているので、無水エタノールを含ませた綿棒を使って掃除するといいでしょう。大きなホコリや糸くずがつまっている場合は、つまようじを使ってから無水エタノールで掃除してください。パソコンのキーボードも併せて掃除することができます。

4-4.スマートクリーナー

簡単にスマホを丸ごと洗うことができるスマートクリーナーが注目されています。スマートクリーナーはスマホを入れるだけで、スマホ洗浄ができるという優れものです。ボックス内のUVライトがスマホに付着した細菌を360度除菌してくれます。たった6分間でスマホに付着している雑菌の99%以上が除菌できるというわけです。さらに、スマートクリーナーは除菌と一緒に充電ができる機能もついています。USB充電ケーブルによる有線充電はもちろん、ワイヤレス充電も可能です。スマホケースをつけたままでも除菌ができるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

5.スマホの雑菌に関してよくある質問

スマホの雑菌に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.スマホを除菌する頻度は?
A.できるだけ、こまめに除菌したほうがいいといわれています。咳をするたびに、スマホを外に持ち運ぶたびに除菌すべきです。室内にいてもあらゆるものに雑菌がついているので注意しなければなりません。スマホを触るたびに雑菌まみれになっているという意識を持ちましょう。特に、インフルエンザのシーズンにはさらに頻度を高くしたほうが安心です。

Q.指紋をすぐに拭き取りたいとき、使えるアイテムは?
A.持ち運びが楽な「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」がおすすめです。2~3回コロコロするだけでスマホ画面についた指紋や皮脂汚れがきれいになります。汚れが取れにくくなったら、粘着テープで汚れを取ってあげたり、水洗いしたりするといいでしょう。水洗いをすることで粘着力がアップし、半永久的に使うことができます。

Q.雑菌の付着を防ぐポイントは?
A.スマホ自体に雑菌を付着させたくない場合は、スマホケースの使用をおすすめします。スマホケースをつけておけば、スマホ本体が雑菌まみれになることはありません。けれども、スマホケースにも雑菌が付着するため、定期的に掃除する必要があります。また、トイレに持ち運ばない・食べ物を食べた手で扱わないなど日ごろの使い方も大切なポイントです。

Q.スマホケースのお手入れ方法は?
A.スマホケースを本体から取り外した後、渇いたやわらかい布で拭き取るだけでOKです。軽い汚れなら十分に落とすことができます。徹底的に雑菌を除去したい方は、中性洗剤や食器用洗剤を使うといいでしょう。スマホケースの汚れは大半が手垢(てあか)なので、中性洗剤で落とすことができます。ソフトケースの場合は、軽く消しゴムで汚れをこするのもOKです。

Q.掃除が面倒な人でもできる除菌方法は?
A.マルチクリーニングクロスだけでもいいので準備しておきましょう。寝る前にちょっとスマホを拭くだけでも雑菌をいくぶんか除去できるはずです。前述したように、スマホは体の一部と考え寝る前にでもきれいにしてスッキリさせてください。ずっと触っているものだからこそ、しっかりと除菌すべきです。

まとめ

手で扱うスマホには、たくさんの雑菌が付着しています。たとえば、ドアノブやバス・電車のつり革などに触った手でスマホを扱うと、そこからついた雑菌が移ってしまうというわけです。頻繁にスマホを扱う人ほど、こまめに雑菌を除去しておかなければなりません。最近では、雑菌を除去するスマホクリーナーが販売されています。気になったときにすぐサッと拭けるので便利なアイテムです。また、スマホをトイレに持ち込まない・水気のある場所に置かないなど、日ごろから気をつけることも大切なポイントとなります。