iPhoneを初期化する方法は? 必要な準備&失敗しないポイントを詳しく!
- 2020.05.08
- スマホ
「最近iPhoneの調子が悪いので初期化したいので、具体的な方法を知りたい」「iPhoneを初期化する際の注意点は何か」とお考えではありませんか? 何らかの理由でiPhoneを初期化する場合は、きちんとポイントを押さえて確実に作業する必要があります。しかし、どんな手順で進めるとよいのか、どんな点に注意すべきかなど、よく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、iPhoneの初期化について詳しく解説します。
この記事を読むことで、iPhoneの初期化をスムーズに行うポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.iPhoneの初期化が必要なのはどんなとき?
最初に、iPhoneの初期化が必要になるパターンを見ていきましょう。
1-1.iPhoneの調子が悪い
何回再起動してもiPhoneの調子が悪いときは、初期化が必要になる場合があります。iPhoneを長く使っているうちに、何らかのバグが起きている可能性があるからです。そのため、初期化によりいったん工場出荷時の状態に戻す必要があります。ただし、初期化すると今まで使っていたアプリや設定がすべて消えてしまうので注意が必要です。
1-2.iPhoneを手放す
iPhoneが不要になり何らかの形で手放す場合は、初期化が必要です。
1-2-1.人に譲る
iPhoneを人に譲るときは、必ず初期化しておきましょう。初期化することで、所有者情報を消去できます。初期化を忘れたまま人に譲ると、譲り受けた人が自分のiPhoneとして登録できません。また、個人情報が流出する可能性もあります。親族や知り合いに譲る場合でも、iTunesでiPhoneのユーザー登録を解除し初期化してから渡しましょう。
1-2-2.買取に出す
iPhoneを買取に出す場合も、初期化が必要になります。多くの業者では、初期化が済んでいないと買取を拒否されることでしょう。買取に出したiPhoneは、簡単な動作チェックとクリーニングをした後で中古品として再販されるからです。新たな持ち主の手に渡ったときに、内部データが消去されずに残っているようでは困ります。個人データが流出し、悪用される可能性もあるでしょう。人に譲るときと同様に、きちんと初期化を行ってください。
1-2-3.処分する
iPhoneを処分する場合も初期化してください。iPhoneは、多くの自治体で小型家電として処分を依頼できます。また、不用品回収業者に処分してもらうことも可能です。ただし、いずれも初期化してあることが前提になります。思わぬところで個人情報が流出しないよう、初期化をきちんと行い万全にしておきましょう。
2.iPhoneを初期化する前の準備
iPhoneを初期化する前にどんな準備が必要か詳しく見ていきましょう。
2-1.バックアップを取る
初期化に入る前に、iPhoneのバックアップを取っておきましょう。撮影画像や動画・住所録など、消去されると困るものを、オンラインストレージなどにバックアップしてください。特に忘れやすいのが、アプリごとのバックアップ設定です。消えては困るものや引き継ぎが必要なものは、きちんとバックアップしておきましょう。初期化をすると、内部データはすべて消去され工場出荷時の状態に戻ります。後から設定を戻したくても無理なので、最初に作業しておきましょう。
2-2.本体を電源につないでフル充電する
バックアップが終わったらiPhoneを電源につないでフル充電しておきましょう。初期化中にバッテリー残量が不足すると、不完全に終わってしまう原因になります。最悪の場合、突然のシャットダウンで不具合が残ってしまい、初期化をやり直すことが困難になることがあるので注意しましょう。初期化中も電源につないだままにし、充電不足にならないように気を付けてください。
3.iPhoneを初期化する方法
iPhoneを初期化する方法を詳しく解説します。
3-1.iPhone単体で初期化する方法
iPhone単体で初期化するには、以下を参考にしてください。
- ホーム画面から「設定」アイコンをタップ
- 「一般」をタップした後、いちばん下の「リセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- 「iPhoneを消去」を2回タップ
- iPhoneの初期化が開始される
- 「こんにちは」の画面が表示されたら完了
3-2.iTunesの画面から初期化する方法
iPhoneの初期化は、iTunesの画面から捜査して行うこともできます。詳しいやり方は、以下のとおりです。
- パソコンを立ち上げてiTunesを開く
- iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続する
- iTunesで認識された「iPhoneアイコン」をクリック
- iPhoneの概要から「iPhoneを復元」をクリック
- 確認ウインドウの「復元」ボタンをクリック
- Phoneのソフトウェアの確認画面で「次へ」ボタンをクリック
- iPhoneの初期化が開始される
- 「こんにちは」の画面が表示されたら完了
3-3.iPhoneのパスコードを忘れた場合
iPhoneはパスコードを忘れてしまうと、通常の方法で初期化することができません。連続でパスコードを間違えると、iPhoneにロックがかかり使用できない旨のメッセージが表示されます。パスコードを思い出せない場合は、iPhoneを削除しましょう。具体的には、Apple社の「iPhone のパスコードを忘れた場合や iPhone を使用できない場合」を参考にしてください。なお、以前バックアップを取っていた場合は、必要に応じて初期化後に復元することも可能です。
3-4.Apple IDのパスワードを忘れた場合
Apple IDのパスワードを忘れた場合は、以下の方法に沿ってパスワードをリセットしましょう。
- ホーム画面から「設定」アイコンをタップ
- 「ユーザ名」「パスワードとセキュリティ」「パスワードの変更」の順にタップ
- iCloud にサインインかつパスコードが有効になっている場合は、デバイスのパスコードを入力する
- 画面の案内に沿ってパスワードを変更する
より詳しい方法は、Apple社の「Apple ID のパスワードを忘れた場合」を参考にしてください。
4.iPhoneの初期化に関するよくある質問
最後に、iPhoneの初期化に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.新機種に買い替えた後、古いiPhoneを持ち続ける場合も初期化すべきか?
A.古いiPhoneで特に問題がないなら、そのまま使って構いません。それに、使い続けるのなら、わざわざ初期化して工場出荷時の状態に戻す必要はないでしょう。
Q.初期化に失敗したiPhoneは廃棄するしかないのか?
A.iPhoneをフル充電した後、再度初期化できるか試してみてください。初期化に何度も失敗する場合は、内部基盤の故障などが原因で初期化できないことがあるので、Appleストアに持ち込むなどで相談してみるとよいでしょう。iPhoneが修理不可と判断された場合、不要ならそのまま廃棄を依頼することがおすすめです。
Q.iPhoneを初期化すれば本当に個人情報が流出する心配がない?
A.初期化が正常に終われば問題ありません。iPhone本体からの個人情報が流出する可能性はないので、安心してください。
Q.iPhoneが故障していて初期化できない場合はどうする?
A.iPhoneを物理的に破壊することで、内部データの流出を防ぐことができます。ただし、バックアップを取っていないデータはそのまま消去されるので注意しましょう。
Q.キャリアショップに持ち込んで廃棄を依頼すれば初期化する必要はない?
A.確かに、キャリアショップに持ち込んで廃棄を依頼する場合は、初期化しなくても受け付けてもらえます。大手キャリア3社とも、専用の粉砕機械を使用してiPhoneを使用不可にしてもらえるので安心です。ただし、持ち込んだその場で処理してくれるとは限りません。また、万が一データが流出した際の補償などもないので注意してください。
まとめ
今回は、iPhoneの初期化について詳しく解説しました。iPhoneに不具合が頻発するときや何らかの形で手放すときは、初期化が必要になります。初期化を行うことで、すべてがリセットされ工場出荷時の状態に戻すことが可能です。まずは、本体をバックアップしたりフル充電したりするなどの準備を進めましょう。実際に初期化するときは、この記事を参考にして一つずつ確実にステップを進めてみてください。
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