パソコンの情報漏洩対策おすすめ3選! 漏洩が起きたときの対応も紹介
- 2020.12.21
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「パソコンの情報漏洩対策について知りたい」とお考えではありませんか? パソコンの情報漏洩は、誰にでも起こり得る問題です。パソコンの盗難や紛失など、重要なデータが漏洩してしまう原因にはさまざまなものがあります。そういったトラブルを防ぐために、どのようなことができるのでしょうか。
この記事では、パソコンの情報漏洩によるリスクや、情報漏洩対策の具体的な方法などを詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、パソコンの情報漏洩を防ぐ重要性や、パソコンを処分する前にやるべきデータの処理方法などが分かるはずです。
1.パソコンの情報漏洩が引き起こす問題
まずは、パソコンの情報漏洩によってどのような問題が起こり得るのかをまとめました。
1-1.対応に多大な時間とコストがかかる
情報が漏洩すると組織全体が大きな損失を受けることになります。そのため、情報漏洩の原因を調査したり対応を考えたりする必要が出てくるのです。場合によっては、クレーム処理のための人件費も必要になります。このように、多大な時間とコストをかけて対応しなければなりません。
1-2.民事・刑事上の責任が生じる
企業が顧客の個人情報を漏洩してしまった場合、損害賠償の責任が生じることになるでしょう。訴訟に発展しなくても、単位のお詫(わ)び金を被害者に支払ったケースもが数多くあります。また、個人情報保護法の観点から刑事罰の対象になる可能性もあるでしょう。
1-3.経営に大きな損害を与える場合も
社会的信用にも関わる問題になります。企業イメージはダウンし、経営上の損失も生じることになるでしょう。結果的に業績が悪化し、優秀な人材が辞めてしまう原因にもなります。
2.パソコンの情報漏洩はなぜ起こるのか?
パソコンの情報漏洩がなぜ起こるのか、その理由をまとめました。
2-1.紛失や盗難
ノートパソコン本体やUSBメモリーなどの記憶媒体・紙媒体を車外に持ち出し、紛失してしまうケースは少なくありません。車上荒らしや事務所荒らしの被害にあい、盗難されてしまうこともあります。
2-2.誤操作や管理ミス
メール送信の際に誤操作をしてしまい、情報が漏洩する例も珍しくありません。違う宛先に送ってしまったり添付ファイルを間違えたりするミスが多くなっています。こうしたミスは、送信前の確認が不十分であることが原因です。
2-3.内部関係者による意図的な情報漏洩
企業や組織の内部関係者が意図的に情報を持ち出し、漏洩させるケースもあります。データの転売や企業への報復が目的であることが多いでしょう。データの管理が徹底されていないことや、職場環境の悪化などが原因になっている場合もあります。
3.パソコンの情報漏洩対策を紹介
パソコンの情報漏洩対策には、以下のようなものがあります。
3-1.人為的な原因をなくす
人のミスが原因で起こる情報漏洩は、事前にしっかりと対策をしておけば防ぐことが可能です。「情報を社外に持ち出さない」「メール送信前に十分確認する」などを徹底するだけでも効果はあるでしょう。また、従業員の教育を定期的に行い、情報管理について適切な知識を持つようにすることも大切です。
3-2.システムセキュリティーを強化する
パソコンのシステムセキュリティーを強化することも大切です。たとえば、OSのアップデートを定期的に行う・セキュリティーソフトを導入するなどの方法があります。OS自体にもセキュリティー機能はついていますが、別にセキュリティーソフトを購入してさらに強化しておくと安心でしょう。また、重要なデータにはアクセス制限をかけるなどして、流出の可能性を減らしておくのもおすすめです。さらに、ハードディスクを暗号化する方法もあります。万が一、情報が悪意ある第三者の手に渡ったとしても、データを読み出すことは不可能です。
3-3.パソコンを処分する際はデータを消去してから
不要になったパソコンを処分する際にも注意が必要です。初期化だけして処分するとデータを復元できてしまう可能性があるため、確実にデータ消去してから処分してください。確実にデータを消去するには、データ消去ソフトを使用するか、ハードディスクを取り出して物理的に破壊する方法があります。また、専門業者によるデータ消去サービスを利用することもできるため、自分で消去する自信がない人は利用してみるとよいでしょう。
4.情報漏洩が起きてしまったときの対応策は?
万が一、情報漏洩が起きてしまったときはどう対応すればよいのでしょうか。
4-1.流出した情報を整理する
まずは、対応策を考えるためにも、どのような情報が流出したのか確認してください。顧客のクレジットカード番号のように高リスクな情報が流出した場合は、より一層の迅速な対応が必要になります。そのほかにも、取引先の情報であれば秘密保持契約を交わしたものか、自社の情報であれば社外秘のものかを確認しましょう。
4-2.被害拡大と二次被害の発生を防ぐ
さらなる被害の拡大と二次被害の発生を防ぐために、情報漏洩が継続するのを阻止しなければなりません。たとえば、パソコンへの不正アクセスが原因の場合はデータを安全な場所へ移動する必要があります。また、webサイトから漏洩した場合はサイトそのものを停止しなければなりません。
4-3.事実を公表し、謝罪と事後対応をする
ホームページやマスコミを通して情報漏洩の事実を公表し、顧客や取引先に謝罪をします。どのような情報が、いつ、どのような経緯で漏洩したのかを説明しなければなりません。その後、調査報告書の作成や被害者に対する損害の補償など、必要な措置をとります。
5.パソコンの情報漏洩に関するよくある質問
「パソコンの情報漏洩対策について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.企業でメールの送信ミスを防ぐためには、どのような対策がありますか?
A.メールを暗号化する・自動送受信を禁止する・誤送信対策のソフトを導入するなどの方法がおすすめです。
Q.壊れて電源が入らないパソコンを処分する場合、情報漏洩の心配はしなくてよいのでしょうか?
A.電源が入らなくてもハードディスクを取り出してデータを読み取られてしまう可能性があります。ハードディスクを物理的に破壊してから処分すべきです。
Q.パソコンはどうやってウイルス感染するのでしょうか?
A.主に、メールやwebサイト・ファイル共有ソフトからウイルス感染することが多くなっています。
Q.パソコンがウイルス感染していないかチェックするポイントを教えてください。
A.再起動を勝手に繰り返す・見覚えのないファイルがある・動作が遅い・勝手にメール送信されているなどの症状があるときは危険です。
Q.パソコンのデータ消去を業者に依頼したいのですが、業者選びのポイントを教えてください。
A.どのような方法で消去するのかを明確にしている業者を選ぶとよいでしょう。また、データ消去証明書を発行してくれる業者がおすすめです。
まとめ
パソコンの情報漏洩が招く問題や情報漏洩対策などを詳しくご紹介しました。パソコンの情報漏洩が起こる原因はいくつかあります。普段からしっかり対策をしておくことで未然に防ぐこともできるため、どのような対策が必要か知っておくとよいでしょう。
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