電子書籍リーダーはどれがいい? おすすめ商品や選び方のポイント
- 2020.05.19
- ガジェット
たくさんある電子書籍リーダーの中からどれを選べばいいのか、悩んでいる方は多いでしょう。選ぶのが面倒だからと適当に決めてしまうと、後で「やっぱりこっちにしておけば良かった」と後悔することになってしまいます。後悔しないためにも、電子書籍リーダーの特徴や種類を把握することが大切です。
そこで、本記事では、電子書籍リーダーの選び方などについて解説します。
この記事を読むことで、電子書籍リーダーを使うメリットや選ぶポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.電子書籍リーダーを使うメリットは?
まずは、電子書籍リーダーがどのようなものなのか・使用するメリットなど、基本情報をチェックしておきましょう。
1-1.電子書籍を閲覧するための専用端末
電子書籍リーダーは、電子書籍を閲覧するための専用端末です。インターネットにある電子書籍書店などのサイトから読みたい本を購入しダウンロードして閲覧することになります。タブレット端末を利用して読む場合、画面はカラーで表示されますが、専用端末で見る場合の画面の色は白黒になるのが特徴です。また、電子書籍リーダーは本を読むことが目的とされているため、音楽を聴いたり動画やゲームを見て楽しんだりすることはできません。よって、タブレット端末に比べて単価が安い傾向にあります。
1-2.目にやさしく、読書に集中できる
電子書籍リーダーの大きなメリットは、目にやさしい点です。スマホやタブレットでも電子書籍を読むことはできますが、読み続けていると目が疲れることはありませんか? 電子書籍リーダーは光を反射することで画面を表示する電子ペーパーを採用しているため、ブルーライトが発生せず疲れにくくなります。また、ネット接続は可能ですが、閲覧できるサイトや快適さは制限されており、その点が読書に集中しやすいメリットを生み出しているのです。集中して読書をしたい方にとっては、おすすめの端末といえるでしょう。
2.電子書籍リーダーの主な種類は?
ここでは、電子書籍リーダーの主な種類と特徴を解説します。
2-1.電子書籍専用の端末
価格がリーズナブルで手に入りやすいのが、電子書籍専用の端末です。電子書籍を読むことだけに特化しているため、機能がシンプルで本体価格もリーズナブルな点が大きな特徴となっています。「タブレット端末は高い」「電子書籍だけ楽しみたい」という方におすすめです。さらに、同じ本でも紙製と電子書籍版では価格が異なり、電子書籍版のほうが安く購入できるというメリットもあります。電子書籍の販売元によっては、一部の本を無料で読むことができたり、期間限定でまとめ読みができるサービスを行ったりしているところもあるので、ぜひチェックしてみてください。
2-2.タブレット兼用の端末
白黒の画面だけでなく、高機能でカラーも楽しみたいという方におすすめなのが、タブレット兼用の端末です。タブレット端末でも電子書籍専用のアプリをダウンロードしていれば、タブレット兼電子書籍リーダーとして使うことができます。一般的に、電子書籍の販売元に対応している電子書籍リーダーでなければ、購入した本を読むことはできません。けれども、タブレット兼用の端末であれば、複数のアプリを使い分けることができるので本の購入場所を気にすることなく読みたい電子書籍を楽しむことができます。また、電子書籍専用の端末よりも大きめのサイズが多いので、写真集やファッション雑誌なども大きくカラーで楽しむことができるでしょう。
3.電子書籍リーダーの選び方と注意点
それでは、電子書籍リーダーの選び方と注意点について解説します。
3-1.よく使用するサイトと使うシーンで選ぶ
前述したように、電子書籍専用の端末は購入した電子書籍に対応しているものでなければ読むことはできません。そのため、まずは自分がよく使用する電子書籍のサイトを改めて確認してください。そして、よく購入するストアに対応しているか必ず確認しましょう。ストアをいくつか利用している場合は、幅広いストアに対応している電子書籍リーダーがおすすめです。
また、電子書籍リーダーを使用するシーンに合わせて選ぶのも大切なポイントとなります。たとえば、入浴中やキッチンで使うのであれば、防水機能がついているタイプが安心できるでしょう。ちなみに、防水加工はIP1~IP8の段階まであり、水分がついても使えるのはIP5以上、シャワーで濡(ぬ)れても使用できるのはIP6、水没しても大丈夫なものはIP7以上となります。
3-2.解析度と容量で選ぶ
電子書籍リーダーの解析度と容量に目を向けることも大切なポイントです。基本的に、画面のピクセル数が多ければ多いほど、電子書籍が読みやすくなります。漫画や写真集など細かい部分をじっくり堪能したい方は、ピクセル数が多いタイプを選びましょう。
また、容量にも注目して選んでください。読みたい本の種類や量によって必要な容量が変わり、電子書籍リーダーの価格や機能にも違いが生まれます。たとえば、雑誌や漫画などを読む場合、小説よりもページ数が多いので容量も多くなりがちです。最低でも容量が8GB以上のものを選んでください。逆に、小説などテキストのみの場合は、容量が4GBあれば十分でしょう。4GBで小説が3,000冊、コミックは75冊ほどの量が保存できます。
3-3.画面サイズにも注目!
電子書籍リーダーにはさまざまな種類がありますが、読みやすさを重視したい方は画面サイズにも注目して選ばなければなりません。基本的な電子書籍リーダーの画面サイズは6インチとなります。6インチは縦幅が約12~13cm・横幅が約7~9cmあり、小説や漫画を読むには最適なサイズといえるでしょう。テキストやイラストなどを楽しみたい方におすすめです。ただし、文字を大きく拡大して読む場合は、読む本にかかわらず通常よりも大きめの画面サイズをおすすめします。写真や絵がメインなら7インチ前後が最適といえるでしょう。
3-4.見逃せない付加機能
電子書籍リーダーには、さまざまな付加機能がついているものもあります。たとえば、防水加工やPDF対応タイプです。使用するシーンによっては防水加工が施されている電子書籍リーダーを使用したほうがいいでしょう。また、これまで持っていた紙の書籍をスキャナーで取り込み、電子書籍リーダー用に閲覧する方も多いはずです。そんなときは、PDF対応タイプの電子書籍リーダーのほうが、より使いやすくなります。なお、PDFデータを電子書籍リーダーで読むためには、本体がPDFに対応していなければならないので注意してください。
4.おすすめの電子書籍リーダー5選
ここでは、おすすめの電子書籍リーダーを5つ紹介しましょう。
4-1.使いやすさと手頃な価格が魅力のAmazon Kindle
電子書籍リーダー選びに迷ったらこれを選ぶべきといわれているのが、Amazon Kindleです。電子書籍専用の端末で、使いやすさと手頃な価格で購入しやすいと人気があります。ブルーライトを使用していないので、長時間電子書籍を読んでいても疲れにくいのが特徴です。また、Kindleは明るさ調節機能が備わっており、使用するシーンによって変更できます。さらに、コンパクトサイズで軽く、外出時にも持ち運べる便利なアイテムです。
4-2.高解像度ディスプレイが魅力的なKobo「Clara HD」
Kindleと並び、電子書籍リーダーとして人気があるのがKoboのClara HDです。6インチと小型サイズながら8GBの大容量・300ppiの高解析度ディスプレイが搭載されています。より細かい部分まできれいに映してくれるのが最大の魅力です。主に、電子書籍リーダーで漫画を読むことが多いという方におすすめの商品といえるでしょう。
4-3.Android搭載の文石「BOOK Nova Pro」
Androidを搭載している点が大きな魅力の電子書籍リーダーです。KindleならAmazon、Koboなら楽天と電子書籍の購入先が限定されています。しかし、この電子書籍リーダーならGoogle Playからアプリをダウンロードしてさまざまなストアからの購入が可能です。Androidのスマホを使っている方にとっても、扱いやすい商品ではないでしょうか。さらに。読書中に注釈をつけたり、PDFファイルの上に文字を書き込めたりすることも可能です。さまざまなシーンで役に立つでしょう。
4-4.ペンタブレットとしても使えるBoyueの「LikeBook Ares」
Androidが搭載されており、いろいろなアプリから電子書籍がダウンロードできるタイプです。最大の魅力は、ペンで直接書き込むことができる点でしょう。ペンタブレットとしても使うことができるため、仕事や勉強などにも役立ちます。また、手書き文字をテキストに自動変換したり、2色のフロントライト搭載で暖色と寒色の切り替えができたりと、さまざまな機能が備わっているのも大きな特徴です。
4-5.タブレット機能がついている「Kindle Fire HD 8 タブレット」
タブレット兼用として使いたい方には、Kindle Fire HD 8 タブレットがおすすめです。Dolbyオーディオステレオや8インチのHDディスプレイなど、高性能な電子書籍タブレットとなっています。高解析度が1280×800、189ppiと画面が見やすく、迫力のあるページをそのまま楽しむことができるでしょう。また、読書だけでなく、Amazonが提供している映画や音楽・動画の視聴・ゲームプレイが可能です。
5.電子書籍リーダーに関してよくある質問
電子書籍リーダーに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.電子書籍リーダーの充電はどのくらい持つのか?
A.機種や使い方などによって異なりますが、充電なしでだいたい6週間は楽しむことができるでしょう。一般的なスマホは、ほぼ毎日充電しなければなりません。けれども、電子書籍リーダーは電子書籍を読むことに特化していることもあり、頻繁に充電する必要がないのです。数週間に1度の充電でも楽しむことができます。
Q.メーカーごとの特徴は?
A.主なメーカーの特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- Amazon:膨大な数の商品やデジタルコンテンツを扱っている。プライム会員限定のコンテンツも豊富
- Kobo:電子書籍リーダーと電子書籍を販売しており、楽天が運営している
- SONY:低電力で見やすい
- BOOX:Androidを搭載している。アプリをダウンロードすれば複数のサイトから購入が可能
Q.電子書籍リーダーの価格目安は?
A.性能や容量などによって大きく異なりますが、だいたい10,000~50,000円で購入できるでしょう。もちろん、容量が大きくなるほど高性能であるほど価格が高くなります。使用するシーンや使用するサイトを踏まえながら、予算内で購入できる電子書籍リーダーを選んでください。
Q.Kindleで購入した電子書籍はKoboでも読むことができるのか?
A.それぞれ、電子書籍のファイル形式や閲覧用のアプリが異なるため、片方で購入した電子書籍をもう一方で読むことはできません。ただし、変換ツールを使えば可能となります。
Q.大画面で見やすい商品は?
A.10.3インチの大画面かつ300ppiの高解析度で見やすい「Three One Likebook」がおすすめです。50,000円~と価格は高めですが、漫画や写真集など細かい部分を楽しめる電子書籍リーダーとなっています。
まとめ
読書家にとって、荷物にならずにたくさんの本が読める電子書籍リーダーはさまざまな場面で役立ちます。タブレット端末よりもお得な値段で使うことができますが、まずは自分が使用するシーンやよく使うサイトを明確にするのが大切です。また、よく本を読む方は容量にも目を向けておいたほうがいいでしょう。中には、タブレットの機能がついているものや防水機能がついているものもあります。気になった商品を複数比較し、自分に合っている電子書籍リーダーを選んでくださいね。
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